まもなく6月。飲んでもらいたいコーヒーがある
コーヒー豆を挽いたとき、夏の眩さを感じさせる香りがきらめく。けれど液体にしてみるとそれは眩しすぎないところが、また良いと思う。梅雨を迎えようとしているこの時期、黄色とグレーが入り混じる日々、揺れ動く毎日にそっと寄り添ってくれるといい。
パッションすぎないフレーバー( はじけるにはまだ早すぎる )、その国ならではのテロワール( 風味特性 )は大地を思わせ、口に含んだ瞬間の広がりはまるでひまわり畑が目の前に現れたような感覚になる。
夏のカケラを落とし込んだようなコーヒー、ぜひ飲んでほしい。